
会津の初夏が…水玉の初夏が来るぞ……。
ということで、じめじめと湿る季節、皆様はどうお過ごしでしょうか……。
私は頭や顔や体中がかゆいです……かゆくないですか?
かゆくないか……。
通販の際のBOOST(ありがたい……ありがたい……ッ!)へのお礼用の絵です。
いつもは過去絵から何かしらランダムでポスカにしてつけているのですが、
今回は本文以外に水玉ちゃん描いていなかったので(なんでぇ!?)、描き下ろしました!
「本の内容が暗めだったから、明るくしよう……」
「この本を注文されるということは、キャラを前面に押し出されるのは望まれていないかもしれない…」
そのような脳内会議がありました。
で、本当はもうちょっとキャラの口元の表情が分かる程度に近かったのですが、
何回かラフを作り直すうちに、どんどん、どんどん、水玉ちゃんが遠くへ……遠くへと……。
水玉ちゃん描くといつもこんなんなって、新刊でもぜんぜん描けませんでした。
オタク、ふたりの世界に入り込めなすぎる……。
絵の中の要素については、とにかく画面外のもの(雲とか、電信柱の影とか)を描いて世界の広がりを出したい気持ちでした。
ふたりが歩く道には分岐があって、選択次第でカオルルートに行ってしまったり、大往生橋姫乱用ルートにいってしまったり……。
んで、かつて水上と玉森がそうであったように、鳥(ツバメ)が二羽飛んでいて……。
みたいな、ふんわりとした感じです。
投稿する直前にIQ1億になったので、「田植え時期って初夏じゃなくない?」などと気がついてしまい、
微妙に季節が合わない疑惑がありますが、なんか特に暑い1日ということで……!
色調や雲の描き方は、川瀬巴水という大正期に活動した版画家を参考にしています。
素敵な版画家さんですし年代的にも橋姫の解像度が高まるので、画集を持っておくと大変ニッコリです。
ちなみに同時期の版画家で吉田博という方がいるのですが、吉田博さんもかなり良いのでオススメです。
(引っ越しなどで一度画集を売り払ってしまい、現在は手元になく……そのうち買い戻したいです)
どちらの方も木版画家で、「新版画」というジャンルに分類されるのですが、
5~6枚の木版を計20~35回も作って重ねて刷るという狂った手法をとっており、現代では再現不可能と言われます。
というのも、江戸時代の錦絵制作工程を継いでより芸術的に昇華させたものが新版画でありまして、
画家が原画を描き、その原画を元に版元(出版社みたいなもん)所属の彫師が木を彫り、摺師が刷り……という共同制作物であったのです。
現在は版元という機関も彫師・摺師という職業も存在しないので、もう生まれないのですね……。
なんか、そのように熱く語っておりますが……。
とにかく新版画はいいゾ~ってプロモでした!