フレンドリーラボ二次創作短漫『ちょっと、朝が見えただけ』の小ネタです。
以前描いた短い漫画、『ちょっと、朝を見てただけ』の対になるニシくん視点の朝のお話となっております。
未読の方がいらっしゃったら以下からどうぞ！
https://www.pixiv.net/artworks/112714936
ちなみに『ちょっと朝を見てただけ』ヒガシくんの方はこちらです。
https://www.pixiv.net/artworks/111086620
以上の2作品をあわせて、10月9日開催のオンラインイベント「てんねんFesta！」にて頒布致しました～！
https://cocon-ew.booth.pm/items/51275
表紙以外自宅印刷・製本とかいう激コピー本ですが、興味がありましたらどうぞ～！
また変な装丁とか、こだわりを見せています。（が、自宅印刷品質なので画質はガビガビしております…）
小ネタ
＊タイトルの『ちょっと、朝が見えただけ』について
ニシくんにとって、苦い思い出に光が差した瞬間を、「朝が見えた」と表現したい……という思いもありつつ、ヒガシくん編と対比するタイトルにしました。
- ニシくんが唯一”子供”でいられたのが、朝の目覚めの時間なのだと思います。
- 恐竜好き（公式）ニシくんかわいいので、パジャマは恐竜柄です。
- ニシくんが「おはよう」と言いながら母の部屋の前を通る時、既に母の手に生気はありません。
- この日はたまたま雪が降っていて、嬉しいような、苦しいような、複雑な気持ちでいっぱいで確認しにいかなかったのかもしれません。
- オムレツのコマはあえてキラキラなどの装飾はなくしてちょっと寂しい感じにしました。
- ニシママの手の隣にベルが倒れていますが、ニシママが助けを呼ぼうとしたのかどうかはわかりません。途中でやめたのかもしれないし、呼んだけど別の階で眠っていたニシくんには聞こえなかったのかもしれないです。
- ヒガシくん編は暗い画面が多かったので、ニシくんの過去回想はかなり白め（当社比）で、最悪描写の代わりに音符が飛び交っていたり、その割にはコマ割りは踏襲していたり、対比させる描写にしています。
- ヒガシくんがふと漏らした、「おいしい」「ありがとう」という言葉は、ニシくんにはとても重要な意味を持つものですが、
ヒガシくん編では小コマの小さなセリフでしかありません。
同じセリフですが、視点が違えば捉え方も全然違うんですね……。 - ニシくんが目を細めているのは、ヒガシくんが眩しく感じたからかもしれないですね。
- 全体的にニシくんはヒガシくんのこと考えているので、ヒガシくんには聞こえていた他の音（鳥の声・郵便屋さんの音）はあんまり聞こえていないみたいです。
- 「知らないままでいいのだろう」
①ヒガママが虐待していたことは知らなくていい。
②僕がヒガママを殺したことは知らないままでいい。
③ヒガシくんが僕の悲しい過去まで知り、背負おうとする必要はない。
④ヒガシくんのかわいい嘘は知らないことにしておこう。
↑かなり特殊な脱出if世界線という感じですが……これが一番笑い合えるって古今さんが言ってた……。
実はヒガシくん編を考えていた時から、ニシくん視点のも描きたいなと思っておりまして、
ヒガシくん編でマグカップを持ってくるニシくんの顔をイケメンに描きすぎないように気をつけておりました。
（この時点でニシくんはニシママの思い出を引きずっているので、ちょっとこわばっている…というか……）
また、過去4ページ＋現在4ページ＋同一1ページ＝全9ページ
という構成をガチガチにして臨んだのですが、現在の話はヒガシくん編と全く同じ筋をなぞることになるのでどう違いを出そうか……と苦心するなどしました。
結果、情景描写などを削ってしまいましたので、ヒガシくん編→ニシくん編が推奨順序になりました。
同じものを見ているけど、実は感じていることが全然違う。
そんなふたりが、寄り添っている……。
というのが2作通して私が伝えたかったヒガシくんニシくんの尊さです……。
特に、ふたりの幸せなエンドを考えたとき、どうしても”都合の悪いことには蓋をして”が必要になるのかなぁとか、思うなど…したみたいです。
最後のセリフ、webで公開しているものはヒガシくんニシくん編で変わってしまっていますが、本の方は統一されております。
ここはちょっと変えたくて……本にするとき両方変更した感じです。
その他ちょいちょい、ヒガシくん編公開時に気になった部分は修正を加えておりますが、依然作画ミスには手が回っておりませんので……
今後、今後ミスらないように気をつけようと思いました！！！！
そんな感じです……。
では次の仕込みをしますです……！
