※本記事は大静馬漫画「結構好きだよ、大崎くん。」のあとがきです。
未読の方は上記のリンクよりご覧ください。
あとがき
「結構好き」の「結構」の幅に夢を見て……苦しみながら描きました。
明るい感じの話は私の方が苦しんでいる気がします。
今回もまた一人称漫画なのですが、静馬さんが静馬さん自身の気持ちを定めていなくて、ふよふよ…ふよふよとした読後感になっているのではないかと思います……。
とても苦しみがありましたが、楽しんでくれる方がいてうれしい限りです……!
ちなみに私はこれを、静馬の「いつもの話」(=停滞)のつもりで描いたので、ふたりの関係に進展も変化もないのですが、いただく感想に幅があってとてもおもしろいなぁと思いました!
小ネタ
- P2壁
象の影絵です。
静馬さんは大崎くんが来るまでの間に、息子のことを思い出していたのでした。 - ふたりの格好
静馬さんは薄手のトレンチ・大崎くんは厚手のロングコートにマフラーです。
静馬さんのは薄着すぎ、でも大崎くんの服装はちょっと重装備すぎるかなって時期です。 - P5 去る子供
象の前から動かなかった息子との対比、みたいな・・・。
なんかみんな静馬の前からは去って行きますね。大崎くんだけがいてくれます。 - P5 看板内「はな子移転のお知らせ」
息子も、息子が愛した象も、やはりもういないのでした・・・・・・。
はな子が移転しているのは本当です。 - P6「象いましたか」→「うん」
いるにはいたけど、息子が見ていた象はいませんので、これは嘘みたいなもんです。 - P8 「象はこれくらいかな?」
静馬から象への、好きの大きさ。 - P8「象描いてよ」~P9「人並みに?」
過去の再現をしてもらう静馬さんです。
そんなこととはつゆ知らず付き合ってくれる大崎さんを見て、優しいなぁと思っています。 - P13 絵
静馬おじさんは油彩をやっているので、大崎さんの書き方とは違って木炭を使い、陰影を取っているみたいです。
ほで一応、本業なので大崎さんよりうまいです。
奥にいるのは奥様です。 - P14「これくらい、かな」
たぶんこれは、息子→静馬(本物)への大きさを再現したものです。 - P15「君が溺れていたら~」
どうしても静馬さんの胸中には、「静馬(本物)より、自分の方があの子にとっては大事だったはずなのに」って気持ちがあると思います。
「たった”これだけ”好きな人の自殺を助けようとして死ぬなんて。あの子は何のために生まれてきたんだ」みたいな気持ちです。
でも、そういう優しい子に育てたのは自分でもあるので、静馬さんには何が間違っていたか、何を悔いて何を愛せば良いのかわからないんだと思います。 - 桜と雪
P15あたりから雪が降り始めています。
それを静馬は、あの日の桜吹雪に重ねたり、重ねなかったりします。 - P16「やっぱり象はもういいや」
これを受けて、大崎さんの中で「やっぱり君はもういい」って捨てられるのではという不安が増します。
そこからの、「自分は誰かの代わりですか」→「誰かの代わりになれますか」(代わりでもいいから置いてほしい)に繫がりました。 - P17 微笑む静馬(本物)
あの日の「おじさんはこれくらい!」を受けての静馬(本物)の表情です。
穏やかなものでした。もうすぐ子供も生まれる絶頂期のイメージでした。 - P18 「自画像でも描いたらどう?」
「好きな動物を描かせたらどうなんですか(P9)」へのアンサーのつもりでした。
好きな動物は大崎くんです。 - P19 ふたりのコマは台場家の大きなコマの中にあります。
やはり静馬は過去にとらわれたままで、大崎くんは静馬の好きの重さを測りかねて、でも、好きと言われて嬉しいのでした。
そんな感じでした!
よ~く見返してみたら静馬奥様はこの春にはもう生きていないので……もしかしたら1952年の話だったかもしれません……へへ……。
長くなりました……。
ただし私はこんなことを考えてましたというだけで、別にこちらが正解というわけではありません!(二次創作なのに正解も何もないです!)
いろんな感想を面白く拝見しておりますので、自由に受け取ってくれたらうれしいなと思います……!
ではまた……。
今回は明るい話で苦しんだので、次回は暗めのしぽしぽ話で大暴れさせていただこうかな~と思います。
引き続き、ぬるっと見守ってくださるととってもうれしいです!
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