フレンドリーラボ二次創作 初めてのまともな長さの漫画の小ネタなどです。

既読の前提での記事ですので、未読の方がいらっしゃったら
BOOTHより冊子をお手に取っていただくか、
https://cocon-ew.booth.pm/items/4958297

なんと!全文がPixivで読めるのでそちらでお読みくださいませ……!
https://www.pixiv.net/artworks/106250646

*web公開版と冊子版で演出が異なる(タイトルや装丁など…)のと、
見開きが多めなので冊子版がおすすめです。
冊子には冊子特有の装丁や演出などありますので、専用のあとがきがあるなどもします。

結構気に入っているweb版専用の扉です。

*タイトルについて
「海へ」ではなく「海に」を選んだのは、
「海に」であれば後ろに「なる」がつけられるからです。

  • 冒頭のシーンは、時系列としては実験終了カードが降ろされた後です。
  • 砂のお城について「昔母さんと作ったことがある」
    まぁ……ヒガシくんが作らされてただけ。
  • 「遊覧船なんてどこにも行けっこない」
    これはヒガママの言葉です。
    ヒガシくんを水難死させてしまおうか、いっそ心中してしまおうか、迷って時間つぶしに乗っただけ。
  • ヒガシくんが水は怖いのに海をあんまり怖がらなかったのは、
    ニシくんに海を楽しんでほしい気持ちもあっただろうし、
    お母さんが助けてくれた思い出があるから……ということにしておきましょう……。
  • 『ニシくんと一緒なら 遊覧船でも構わない』
    ≒ニシくんと一緒ならどこにも行けなくても構わない
  • 『本当はもっときれいで もっと自由な海に』
    素直に「ラボよりも綺麗で自由な海」と捉えることもできますが、
    直後にヒガママと一緒に行った時の海を思い出しているので、
    それが美化された記憶であることが心のどこかではわかっているのかもしれません…。
  • 「ヒガシくん、泣いているんですか…?」
    奇しくも幼少ヒガシくんの、「母さん、泣いてるの?」と同じです。
  • 「一緒に生きたかっただけなのに」
    本当に言った言葉なのか、ヒガシくんの心の声なのかは読者の判断に任せます。
  • 「それ以上は、プロポーズになっちゃいますよ」
    そうはならんやろ。
    我々がそう突っ込みたくなることを、ニシくんはたまに言うので……。
  • 「きれいなところきれいなところ…」「あ、右そでは生きてます」
    死にそうな者が無生物に「生きてる」とか言うな。
    我々がそう突っ込みたくなることを、ニシくんはたまに言うので……。
  • 「ううん、なんでもないんだ」
    ヒガシくんはたぶん告白しようとしてたと思うんですが、
    看病(血拭き取り)からの「ニシくん」呼びかけで、
    ニシくんが正史ヒガシくんへの態度を取ったので、
    (ヒガシくん自身もそれを望んでいたところがあるはずなのですが、)
    ギリギリのところで「このままの関係にしておこう」と思っちゃったんだと思います。
  • 「痛むだろ」と尋ねて、「もう、大丈夫だよ」とこたえられているのにも関わらずキスを続けています。詫び慰めキスではないってわけです……。
  • 「ああ、よく見える 君の怒りも愛も優しさも」
    冒頭の返歌です。
    ヒガシくんの中に見える怒りや憎しみといった感情が、自分の罪に向けられたものではないことを理解するニシくん。
    あるいは、これは完全にヒガシくん側の心の声かもしれないです。
  • 終盤はヒガシくんの走馬灯のようなものです。
    意識の薄れたヒガシくんの耳には、かろうじてニシくんの体を巡っている血の音が、海の波の音のように聞こえていて、
    その中で自身の”幸せな記憶”を思い出しています。
  • 「なのにあたしはこんなことも、なんにもできやしない」
    こんなこと→ヒガシくんを水死に見せかけて殺すこと。
  • 「かあさん、泣いてるの?」
    最終的に母さんが自分を救いに来てくれたこと、
    自分のために悩んで泣いてくれていること、
    これを”嬉しい”と感じてしまっているのがヒガシくんの歪んだ愛情の受け取り方です。
  • 「実験室内で殺人を犯した被験者1名には蘇生の権利が与えられます。」
    これが書いてあったので、冒頭でニシくんは不穏なことを言ってヒガシくんに自分を殺させようとしていたんですね。
    蘇生の対象者がいたのかどうかは、まぁ……ね……。
    前ページで、ヒガシくんはニシくんと共に……海に……。
    (冊子だと読者の視点が違うので、もうちょいわかりやすい仕様です…)

ネームをこねこねしているうちにだんだん長くなり、ネタをもりもりし、
もりもりしすぎちゃって、難解になってしまいました……!
しかしヒガママ方面の複雑な心情というか、ヒガママ側のやるせなさみたいなものも描けたらうれしかったので、それは描けてよかったです。

とはいえこれらは描いた人の一気持ちなので、
これに限らず自由に捉えていただければとても嬉しいです……!


ちなみになんで全文公開するのって話ですが、
これは完全に私のポリシーでして……

  • 家の事情や居住地の事情でどうしても物理本が手に入らない人にも楽しんでほしい。(海外居住からの実家住み軟禁されがちレズビアンなもので気持ちがわかりがち…)
  • 内容が内容の場合も多いので、ちょっとでも不安な人は全部読んでから考えてくれればOK。
  • シンプルに、せっかく描いたので多くの人に見てほしい。
  • 印刷が好きなので、内容と同程度に印刷にも凝りたい(=冊子には冊子の良さが生まれるはず……!)。

など……自分の精神衛生面でも、公開した方がメリットが大きいと感じているので、
基本的にはお財布の許す限り、全文webで公開していく方針でやっております。
※初見冊子の方が殺傷力高そうなときは、”なんでも許せる人”向けに先行で冊子の頒布をしたりします。R18は今のところ企画ないですが、今後あるとしたらそれに関しては全文は公開しないかも……。

その分冊子では読んだときの体験を重視しておりますので、
手元に置きたくなる特殊演出などを盛って、損な感じはしないように頑張っています……!
その他なんかポスカが付いたりすると思うので、気に入ったらぜひよろしくお願いします~!

では次回はなんか丁寧な描写の、短めのものを出せるといいな…と思います……。
よろしくお願いします……。