
ウウウルトラCを完走し、感情が終わってしまいました。
これは完走直前、第三話の終盤で「やばい…やばいやばいやばいやばい」になって描いたEです。
第三話開始する前は、「夜美と十郎~? なんか嫌なイメージしかないんだけど……」と思っていました。
今は、…今は…………っ。
(本当に本当に本当に好き……)
夜美くんの黒さに魅せられて……。
闇に溶けるような夜美くんが描きたくて……。
夜美くんは漫画で描くならベタでベタベタにしたい。
古いTVみたいなフィルターはかけていますが、それ以外は夜美くんの故郷の色だけで描きました。
お目々まっくろ描きたいなぁと思っていたので楽しかったです……。
本当は背景真っ黒の予定だったのですが、出力しようという段階になって正方形じゃないことに気がついて、慌てて修正。
その折に「両脇は黄色でよくね」になった次第です。
そして情緒がおわりへ……。
ここから先はネタバレあり(後日談含む)になります。
エロい方の後日談でバチバチに開発&調教され、濁点喘ぎしている十郎やばくないですか?
あと気持ちはわかるけど、自分の命は大事にしてほしいと思います。(本当にわからずやなんだから……)
待って、私はまずそういうことを言いたかったんじゃないと思うんですよ。
まずは、「これって疑似親子じゃない?」とか、「闇落ち最高だった」とか……。
いや、そうじゃないな……ちがう……。
夜美くんが、十郎と過ごす僅かな時間と引き換えに、来たる壮絶な孤独を受け入れたこと……。
どれだけの孤独を、十郎との思い出だけを胸に過ごしていくんだろうとか……。
十郎と暮らした……少しばかりの思い出が煌めく地球という星を、夜美なりに愛し、守っていくのだろうとか……。
夜美の悠久の幸せを願って「僕は死なない」という嘘を、それが夜美にとっても自分にとっても真実になるまで、十郎は何度も言い聞かせるのだろうと……。
そういうのを思い、涙を流したのであります……。
小話「あたいと海とプラナリア」
学生の頃、興味本位でプラナリアを飼っていたことがあります。
プラナリアとは、体を切ると増える生き物。
絶食させても分裂して、餌を増やしても分裂する。
そういう不思議な無脊椎動物でありまして、一番大きい個体に名前を付けたところで、次の日にはそれが小さい個体2体になっているような……愛し方のわからない生き物なのでありました。
それでも当時の私にしては、昨今で言うアザラシ幼稚園のようなものでして、机上に置いて勉強しながら眺めるにはとても都合の良い生き物だったのです。
そのうちに私は、プラナリアを愛するコツというのも掴みました。
こういう生き物は、個体ではなく集団そのものを愛するのです。
数の増減に一喜一憂するのではなく、プラナリアの入った容器ごとをひとつのプラナリアとして愛でるのです。
しばらくそうして、1年か2年、私とプラナリアの平和な生活は守られました。
だけどもいつからか、私はプラナリアを冷蔵庫にしまいこむようになりました。
単純に生活が忙しくなったのもありますが、もらった時から一切の変わりなく瓶底をうねり続けるプラナリア文明に飽きが来てしまったのだと思います。
どうやったら数が減らせるのかもわからず、流すわけにもいかず……。
いくら無脊椎動物とはいえ、殺すのも忍ばれました。
そうしてプラナリアの里親探しが始まり、その物珍しさに惹かれたのか、運良く数日で里親に名乗り出る者がいました。
私はその人と、翌日のプラナリア譲渡の約束を交わし、帰路につき……
(最後の夜なのだから、水くらいきれいにしてあげよう)
そう思って、久しぶりに瓶の水を変えたのです。
その日の昼の水道管工事によって、アパート全体の水質が悪化していることも知らずに。
かくして、かつて「この生き物は永遠に増え続けるのではないか?」と薄ら寒くすら感じていたプラナリアたちは、一夜にしてあっけなく立ち消えてしまいました。
昨晩まで6,7つはあったはずの、栗茶色の元気なウニョウニョは見る影もなく、透明な水道水が瓶には詰められているばかりです。
私はプラナリア譲渡のキャンセルの連絡をし、それなりに長く続いたプラナリアとの生活のあっけない終わりに落胆しながら、元プラナリア水を下水に流しました。
それ以降です。
ふとした瞬間に、(この水は、あの時のプラナリアなのではないか?)という考えが頭をよぎり、それを否定することができなくなってしまいました。
だって私はあの瓶のに入っているものを一緒くたにして、「プラナリア」として認識していたのですから。
この水に、川に、海に、私のプラナリアは到達したはず。
それはつまり、私のプラナリアが際限なく拡張し続け、川になり、海になり、雨となったことと同義ではないか?
今や私のプラナリアは、世界そのものになってしまったのだ。
――と。
夜美くんもまた、そういう呪いにかけられて生きながらえることになるのかもしれないンゴねぇ~……(?)
(ふと思い出したので、面白く大げさに書きました。エピソードはガチですが、そんなに思い詰めてないです。)
あと後日談読んで「凛子先生も十郎ほどになると乳首残像描くんだぁ!」と思いました。